医療費支払いのお助け制度(4回:その2)

厚生労働省によると「2020年度に医療機関に支払われた医療費が前年度比3.2%減の42億1648億円だった」とのこと(2021年8月31日発表)。減った理由は、コロナ下の受診控えやマスク等の感染症対策習慣によるそうです。受診控えの結果生じる疾病の重症化が、今問題になっています。高額な医療費支払いで困ったときはお助け制度を活用し、必要な治療をきちんと受けましょう。

「高額医療費制度」は健康保険加入者の月々の支払額を抑えるための制度です。
・どのくらい安くなる?・・・所得や年齢に応じた限度額が決まっており、支払の上限は限度額まで。
・どんな手続きが必要?・・・高額医療費支給申請書の提出で2~3か月後に限度額との差額が給付される。医療費支払前に限度額適用認定書を病院窓口に出せば減額された額で払える。
・高額医療費が支給されるまでの間、医療費が払えないときは?・・・「高額医療費貸付制度」を利用する。
※複数の病院や診療科、入院と通院は合算できない、先進医療は保険の対象外なので適応にならないなど細かいルールがありますから、まずは所属する健康保険の窓口や病院窓口で相談しましょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
https://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/20/dl/iryouhi_data_sankou.pdf


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