医療費支払いのお助け制度(4回:その4)

その4でご案内するのは、確定申告の「医療費控除」。前年の医療費合計が多額だった場合のお助け制度です。
本人及び生計を一にする家族全員の医療費合計が対象です。1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに、控除(支払った所得税額を減額すること)され、その分が返金される仕組みです。高額なのに健康保険対象外の先進医療や歯列矯正、市販の医薬品も該当し、「その2」の制度との併用も出来ます。

扶養控除や生命保険控除などと違い年末調整で申請できないので、ご自身で確定申告する必要があります。家族の中で一番収入の多い人がまとめて申告するのが、納税額も多いので還付額も多くなり有利、と言われていますが、合計額が少ない場合はそうとも限りません。国税庁HPの計算式に当てはめてみてください。

病院の領収書やレシートは5年間保存しておきましょう。地元の税務署TEL音声案内から国税局電話相談センターにつながります。個別の相談にご活用ください。

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