前回投稿後すぐにアップしようと思っていたのですがちょっと時間が経ってしまいました。

1問目のクイズは、「100万円の買い物をして毎月1万円のリボ払いで返済することにした。年利は15%であるとすると、返済総額は 100(万円)×1.15(%)=115万円。(1か月1万円の返済なので)1年あたり12万円の返済になる。115(万円)÷12(万円)≒ 9.58(年)になるので、完済するのは約10年後である。これは正しいか?」というものでした。
答えは・・・・ × です。
年利15%ということは、1か月分の利息を計算すると、15% ÷ 12=1.25%となります。
1か月分の利息の金額は、100万円 × 1.25% = 12,500円となります。
1か月12.500円の利息が掛かるのに、毎月1万円しか返済しないとなると、利息すら払いきれない状態ということなので、元本(100万円)が減るどころか、増えていくということになります。
つまり、永遠に返せないことになります。
問題文の中にある計算式「100万円×1.15%=115万円。115万円÷12万円=9.58」というのは、引っかけです。
利息は、その時点で残っている借金の残高(元本)に対し、毎年(現実的には日割りや月割り)で掛かってきます。
試しに、100万円を借りて、年利15%(=月利1.25%)で、毎月2万円ずつ返済するシミュレーションをしてみましょう。
最初の月は、2万円払ったうち、1.25%つまり12,500円が利息分に充当され(これを利払いという)、残りの7,500円が元本に充当されます。従って、借入残高は992,500円になります。
2か月目は、残高992,500円に対し1.25%の月利を掛け、利払いは12,406円になります。残りの7594円が元本に充当され、借入残高は984,906円となります。
これを繰り返し、1年後12回目は、2万円のうち利払い分が11,358円となり、借入残高は899,997円となります。
1年で24万円支払いましたが、元本は100万円から899,997円と約10万円しか減っていません。え~っ!と思うかもしれませんが、最初のうちはなかなか元本は減りません。例の場合は、3年目くらいになりようやく元本が減っていきます。最終的に79か月目に14,643円を支払って終了します。
支払総額は1,584,643円。 借りたお金の1.5倍くらいの金額を払うことになります。

皆さんは、「72の法則」というのをご存じでしょうか?
資産運用の時によく言われますが、複利で運用した時に何年で倍になるかを簡単に計算できる方式です。72を金利で割ればいいのです。借入でも同じです。
クイズの場合、15%でしたので、72÷15=4.8になります。つまり約5年で倍になってしまうのです。100万円借りて放置すると未払い利息が上乗せされ、5年で200万円になってしまうという恐ろしい世界です。 (実際は、返済しなければたちまち督促状が届き、放置すれば裁判を起こされ、財産や給与の差し押さえ、となってしまうので、放置できませんが。)
返済額が少なければ少ないほど、また金利が高ければ高いほど、返済総額は増えます。
運用するときは高金利のほうがありがたいですが、借入する場合は金利が低いほうがいいですね。
もっと詳細を知りたい方は、日本クレジット協会のHPをご覧ください。また各金融機関のHPには返済シミュレーションができるページを設けているところもありますので、利用してみるといいですよ。

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